プロフィール

エゴイスト

Author:エゴイスト
青森市で活動する劇団エゴイストの代表高橋康子と、時々その仲間たちが綴るよもやま話。


最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


月別アーカイブ


カテゴリー


ブロとも申請フォーム


ブログ内検索

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

壊れたハモニカ。

やずやのCMで、大滝秀治名人が
「お前の声は壊れたハモニカだ(ってある人に言われた)。
人を不愉快にする、ってね。
でも、この声でずっとやってきたんだよなあ…」
と呟くのを見て思わず、
「秀治、お前もか!」
と叫んでしまいました。
というのは、私にも似たような経験があったからです。

あれは高校一年生、15歳の夏のことです。
演劇部に所属していた私は演劇講習会、というものの素材上演というものをしなければならなくなました。
入ったばかりの演劇部。何がなんだかわかりません。
部員は私も入れて一年女子が4人だけ。
あてにしていた生徒会の先輩たちも頼りにならず、仕方ナシに勢いだけでわけもわからずに台本を書き上げ、なんとか上演にこぎつけました。
それをとある超有名な演出家(演劇をやっている、ある年齢以上の方であればどなたでも知っているほど有名な方です)に見ていただいて、色々と駄目出しを受けなければならないのです。
その演出家からの指導は一時間くらいもあったでしょうか。
ずっと、芝居の、ではなく、私への、駄目だしでした。
まあ、目をかけていただけただけでも幸せなことだったのだと言う人もいると思いますが。
その先生に言われた言葉は一生忘れないと思います。

「貴方は、水商売の女を馬鹿にしたような声をしている。こんな声をしている人は、プロになっても絶対に役なんか付きませんよ」

この人は本当に、東京の第一線で大活躍している人だったので、そんな人にここまで断言されるということは、東京砂漠の中を泳いでいくのは大変だろう。ならば私は、一流のアマチュアになろう。
と心に決めて、今に至るのですが。

この年になってみて思うのですが、やはり、その先生のその言葉は、適切なものではなかったと思います。
私の声を笑いものにするのは結構ですが、何よりも彼女(女性の演出家です)の言葉は他ならぬ水商売の女性を馬鹿にしていると思うし、声は訓練で如何様にでもなります。エゴイストのお客様の中には、私の地声をご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんね。
エゴイストをはじめて10年以上。おかげさまで、顔はほめてもらえませんが、声は時々ほめていただくことがあります。
コンプレックスこそ自分の武器、などとよく申しますが、声帯は訓練さえしておけば一番最後まで衰えることがないと聞きました。
秀治よ、俺もこの声でずっとやっていくよ。ありがとう。

P.S. その先生には「お前は感受性だけは良いからそこを伸ばしてがんばれ」と言われて今に至ります。ありがたいことも教わりました。

スポンサーサイト
Next |  Back

コメントの投稿












 管理者にだけ表示を許可

トラックバック:

この記事のトラックバック URL

 | ホーム |  page top


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。