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青森市で活動する劇団エゴイストの代表高橋康子と、時々その仲間たちが綴るよもやま話。


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芝居を創る仲間たち・美術

ちょっとお久しぶり、の芝居を創る仲間たちシリーズです。

今日は美術について。
※このシリーズに記載されている仕事の内容は、あくまで
「エゴイストではこんな感じでやっています」
というお話なので、よその劇団も全てこうやっている、という事ではありません。あしからず。

芝居にとっての美術とは、大きく分けて
・舞台美術

・宣伝美術
に分けられます。
まずは舞台美術のお話をしますね。

舞台美術は、大雑把に言うと「装置」「大道具」のことです。「舞台セット」と言うとわかりやすい方もいるかもしれませんね。
エゴイストでは、あまり大きな舞台セットは登場しません。予算的な面もありますが、作業スペースの問題、そしてその芝居が終った後の保管場所の確保が難しい、等々の理由も大きいです。装置が大きいと搬入・搬出も当然その分大変になりますし、自家用車で運べないセットがあれば、レンタカーでトラックなどを借りなければなりません。文化ホールなどの様に搬入口がきちんとある会場なら問題ありませんが、パリスビルやだびよんのような小さな場所(そして、1階ではない場所)は、階段やエレベーターで運べなければなりませんし、ドアから入れることが出来なければいけません。分解した状態で会場に持っていって組み立てるにしても、公演があるのは大体土日。ならば平日から会場を借りてレンタカーも借りて仕込むのか?仕事そんなに休めるか?などなど、色々と大変なことが多いものなのです。

そして、うちの芝居の場合、若者の部屋の中で繰り広げられる現代劇、という作品はほとんどなく、「パリの宮殿の庭」だったり「昭和20年代の桜並木の下」だったり、あるいは「地球ではないどこかの星」だったりして、お客様の想像力でご覧いただきたい、という芝居が多いので、あえて写実的なセットは置かず、シンプルな舞台づくりを心がけています。

うちの芝居で最も使われる素材は「布」です。
前回公演「百年経ったら」は、大きなパネルで上手下手に舞台袖を作る、という、比較的大掛かりな装置でした。

06041903.jpg


このパネルは元・小雪組(現在新劇団の準備中とのことです)の山田さんからお借りした、去年の「女の歳時記」で使われたものです。
その上に、黒布をピンとはりつめ、あのようなセットにしました。
お客様のなかからは
「このように何もない舞台で役者が演じるのははじめて見た」
との声もいただきましたが、「何もない」のではなく「何もないように見せる」。これがエゴイストらしい装置のあり方、なのかもしれません。
布といえば、アナザームーンの膨大な水色オーガンジーも忘れられません。
これには散財させられたな…。

でも、布のいいところは、
・畳んで家の中にしまえる
・汚れたら洗濯できる
・再利用が簡単。衣装にもできる
等、たくさんあります。
お芝居には色々ありますから、「写実的なセットでなければリアリティがない」という劇団もたくさんあると思いますが、エゴイストの考えとしては、あくまでも舞台上の花は役者であり、装置に役者が埋没することのないような、シンプルさをこころがけています。

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