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青森市で活動する劇団エゴイストの代表高橋康子と、時々その仲間たちが綴るよもやま話。


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愛と青春の宝塚。

先日、「愛と青春の宝塚」というドラマのビデオをレンタルして観ました。
4年ほど前にフジテレビで作られた、2時間ずつの前後編、計4時間のドラマです。
昭和11年の音楽学校入学試験から、終戦までを描いています。
これ、それほど期待せずに、「一応押さえておくか」くらいで借りたのですが、なかなかどうして、面白かったです。泣きました。脚本は大石静さんです。

雪組の大スター、リュータンに藤原紀香さん。
さすが兵庫県人!「トップさん」を堂々と演じきっています。
研一生全員を引き連れてすき焼きやに行き、「食べっぷりの悪い子はトップにはなれない!」と肉をバンバン持ってくる面倒見の良さなんか、ホント、トップさんです。いい年をして恋をすると中学生みたいなところも、女の園で育った免疫のないお嬢様、という感じで妙にリアルです。
空襲の時に後輩のタッチーをかばい、顔半分に痛手を負い、舞台を去りますが、女の幸せもつかみます。

リュータンの次世代を担うスター、タッチーに木村佳乃さん。
伯爵令嬢の生まれですが両親を不幸な形で亡くし、使用人に家畜以下の扱いを受けながら育ちます(生瀬さんがイヤーな「育ての父」を怪演)。椎名桔平さん演じる作・演出家に目をかけられ、逃げ場のように宝塚に。気づけばたくさんの人がタッチーに惚れているが当人まったく自覚なし、という天然小悪魔。長年にわかり、宝塚のスターとして君臨することになります。つるんとした和風美人なので宝塚メイクがよく映えます!

タッチーの同期生・九州出身のはねっかえりのお嬢様に米倉涼子さん。
あの美貌ですし、モデル出身バレエ経験者ですから、稽古も舞台も姿が綺麗です。あんなダンサー男役がホントにいたら人気が出るんじゃないでしょうか。
ユースケサンタマリアさん演じる画家を志す清に見初められ、はじめは毛嫌いしていましたが段々心が通い、戦死したとばかり思っていたのが片足を失いながらも帰って来た清を見て、宝塚のスポットライトを捨て、清の脚として生きていく決意をします。
米倉さんは昨今、すっかり「おすまし悪女」が定着した感がありますが、このドラマでは顔をくしゃくしゃにしながら「死んだらゆるさないからーーーーー」とかやっていて、こっちの米倉さんのほうがなんだか好きだなあ、と思ってしまったり。

孤独な影が付きまとう野心家・トモに中谷美紀さん。
男役で入団したのですが、娘役トップが欠けたのを見計らって鮮やかに娘役に転身。同期生から娘役トップの座を奪い、4年にわたって真ん中に君臨します。
実は死の病におかされていて、最後は「花火の様にパーっと、板の上で死にたい」という望み通り、レビューの最中に亡くなります。死力をつくして舞台に立つ中谷さんの笑顔が壮絶でした。
余談ですが、舞台の上で死ぬのは、共演者の皆さんに多大なご迷惑をかけるので、私はやめとこう、と思いましたですはい。

…という豪華キャストで、隠れキャラの様にOGの浅丘雪路さんが出てきたり、ファンとしては楽しかったです。

この時代から現在にかけてなお宝塚の頂点に輝きつづけている至宝・春日野八千代さんのことを思いながら観ました。
大劇場閉鎖、というエピソードはこのドラマでも重要な位置を占めていますが、その時実際に舞台にいらした春日野さんは
「宝塚は不死鳥ですから、また必ず皆様にお目にかかります」
とおっしゃったそうで、その時のお気持ち、というのはどんなものだったのだろうと、計り知れないものを感じました。

やはり戦争というものを乗り越えて今があるわけで、菊谷栄先生や淡谷のり子先生のお顔も頭の中にちらついたりします。
今という時代が本当に平和かどうか、私には疑問なところもありますが、でもやはり歌舞音曲というものは世の中が平和だからこそ成り立つ世界なわけで、多少貧乏なのはもうそれはそれでいいから、とにかく平和な世の中であって欲しいものだなあ、と願わずにはいられない今日この頃です。
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